🌙 眠れない夜が続いていませんか？
- 布団に入ってもなかなか寝つけない
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 朝起きても疲れが取れていない
- イライラや不安感が強い
現代人に多い「不眠」の悩み。東洋医学ではこれを「心（しん）」と「血（けつ）」のバランスの乱れと考えます。
🌿 東洋医学でみる不眠の原因
東洋医学では、睡眠は「心（しん）」の状態に大きく左右されるとされます。
🩺 主な体質パターン
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 心血不足 | 血が足りず、心が安定せず不安や夢が多くなる |
| 陰虚（いんきょ） | 潤い不足でのぼせ・寝汗・イライラを感じる |
| 肝鬱気滞（かんうつきたい） | ストレスで気が巡らず、気持ちが高ぶって眠れない |
🥣 養心安神（ようしんあんしん）の食養生
「心（しん）」を養い、「血（けつ）」や「陰（いん）」を補う食材を選ぶのが、薬膳の基本アプローチです。
✅ 不眠によい薬膳食材
| 食材 | 効果 |
|---|---|
| 小麦 | 心を落ち着かせ、緊張をゆるめる（甘麦大棗湯にも） |
| 百合根 | 心肺を潤し、イライラを鎮める |
| ナツメ | 補血・安神：心を和らげる |
| クコの実 | 肝腎を補い、潤いを与える |
| 白きくらげ | 陰を補い、熱を鎮めて安眠へ導く |
| 豆腐 | 潤いと気血を補う、胃腸にもやさしい |
🍲 レシピ：百合根と豆腐のとろみスープ
〈材料〉（2人分）
- 百合根…1/2個（ほぐす）
- 絹ごし豆腐…1/2丁（サイコロ状）
- クコの実…10粒（戻す）
- 白きくらげ…適量（水で戻す）
- 水…400ml
- 塩、薄口しょうゆ…少々
- 水溶き片栗粉…適量
〈作り方〉
- 百合根と白きくらげをやわらかくなるまで煮る
- 豆腐、クコの実を加え、5分ほど煮込む
- 水溶き片栗粉でとろみをつけ、塩と薄口しょうゆで味を調える
→ 心をゆるめる、夜にぴったりの優しい一品です。
🌙 快眠のための薬膳ポイント
- 夜は油っぽい食事・カフェイン・アルコールを控える
- スマホやテレビの光を避けて、暗い環境で食事
- 温かい汁物で体をゆるめる
- 白湯や桂花茶でリラックス
- 日中は軽く運動をして気血を巡らせる
💡 心を安らげる食事が、深い眠りを導く
寝つきが悪い、眠りが浅い…そんなときは、食事を見直すこともひとつの手段です。
「心を養い、血を補い、陰を潤す」
これが薬膳的快眠アプローチの基本です。
体と心をそっと包む、優しい夜ごはんをぜひ取り入れてみてくださいね🌙
