冬になると肌の乾燥や喉のイガイガが気になりませんか?
東洋医学では、これらの不調は「肺」の働きと深く関係しています。肺は呼吸を司るだけでなく、皮膚や粘膜の潤いを保つ臓腑と考えられています。寒く乾いた空気が続くと、肺の「潤い=陰」が不足し、「陰虚」と呼ばれる状態になりやすいのです。
陰虚が進むと、肌がカサつく、喉が渇く、空咳が出る、髪がパサつくといった症状が現れます。
そんな時におすすめなのが、体の内側から潤いを補う“薬膳スープ”。今回は、家庭でも作りやすく、美味しく体を潤すスープレシピをご紹介します。
🍐白きくらげと梨の潤いスープ(2人分)
材料
- 白きくらげ(乾燥)…5g
- 梨…1/2個
- 鶏むね肉…100g
- クコの実…小さじ1
- はちみつ…小さじ1
- 生姜(薄切り)…2枚
- 水…400ml
- 塩…少々
作り方
- 白きくらげをぬるま湯で戻し、石づきを取り除いて食べやすく切る。
- 梨は皮をむき、一口大に切る。鶏むね肉はそぎ切りに。
- 鍋に水と生姜を入れ、鶏肉・白きくらげ・梨・クコの実を加える。
- 弱火で20分ほどコトコト煮込み、最後に塩とはちみつで味を整える。
ポイント
白きくらげは「潤いの王様」とも呼ばれる薬膳食材。肺や肌を潤し、乾燥による咳や肌荒れを防ぎます。梨もまた、肺を潤して喉の渇きを鎮める食材。甘味と優しい香りで、疲れた体と心を癒してくれます。
🌿生活養生のポイント
- 加湿+潤いの呼吸
寝室や仕事場の乾燥を防ぎましょう。加湿器や濡れタオルを使って湿度を保つことは、肺のケアにもつながります。
また、深呼吸を意識することで気の巡りが整い、肺の機能が高まります。 - 潤いを逃がさない食習慣
乾燥する時期は、辛い物・揚げ物・アルコールを控え、白色食材(大根・れんこん・百合根・山芋など)を取り入れましょう。
これらは肺を潤し、体のバランスをやさしく整えてくれます。 - 夜更かしは「潤いの敵」
陰の時間帯(夜)にしっかり休むことで、体の潤いは自然に補われます。睡眠を「美肌の薬膳」と考えて、大切にしてください。
寒さと乾燥が深まる季節、体の中から潤す意識を。
温かいスープで、肌も喉もしっとりと整えていきましょう。

