11月に入り、暦の上では「立冬」。
日が短くなり、空気が澄んで冷たさが増していくこの時期は、冬に備えて体がエネルギーを蓄えようとするタイミングです。
東洋医学では、冬は「腎」を養う季節。
腎は、体の生命力・体温・老化の状態と深く関わる臓腑とされており、ここが弱ってしまうと、手足の冷え、疲れやすさ、むくみ、気力の低下、睡眠の質の低下などが出やすくなります。
特に立冬のころは、外気の寒さに影響を受け、体の「陽気(体を温める力)」が弱りやすい時期。
そのため、早い段階から冷え対策をしっかり行うことが、冬を元気に過ごすポイントになります。
🔥冷え対策の基本は、「腎」を守り、陽気を補うこと
体を温めるには、単に温かいものを食べれば良いわけではありません。
寒さや疲れに負けない力をつくるには、まず 体の内側に熱を生み出す力(陽気)を養うこと が大切です。
ここで意識したいのが以下のポイント:
- 黒い食材 → 腎を補う
- 温性食材 → 体をあたためる
- 発酵食品 → 消化を助け、気血を巡らせる
🍴おすすめの薬膳食材
| 食材 | 性質 | 効能 | 取り入れ方 |
|---|---|---|---|
| 黒豆 | 甘・平 | 腎を養い、むくみ改善 | 煮物 / スープ |
| 黒ごま | 甘・平 | 血を補い、肌と髪にも◎ | すりごまで |
| 生姜 | 辛・温 | 体の巡りを改善 | 味噌汁・お茶 |
| ねぎ | 辛・温 | 体表を温め、風邪を防ぐ | 鍋料理に |
| 羊肉 | 甘・温 | 体を芯から温める | シチュー・煮込み |
| シナモン | 辛・温 | 冷え改善・血流UP | 粥・お茶 |
🍲薬膳レシピ
生姜香る 黒豆と鶏のほっこり煮込み
材料(2〜3人分)
- 鶏もも肉…200g
- 黒豆(戻したもの)…50g
- 生姜…1かけ(薄切り)
- 長ねぎ…1/2本
- 酒…大さじ2
- 醤油…大さじ1
- 水…400ml
作り方
- 黒豆は可能なら一晩浸水しておく。
- 鍋に黒豆・水・生姜を入れて弱火で20分煮る。
- 鶏肉・ねぎ・酒・醤油を加え、さらに20分煮込む。
- 味を整えて完成。
効能メモ
- 黒豆 → 腎を補い、むくみと冷えをケア
- 生姜 → からだの巡りを良くしてポカポカ感アップ
- 鶏肉 → 体力(気)を補い、疲労回復にも◎
🧧生活養生:立冬からは「温めポイント」を守る
| 意識する場所 | 理由 |
|---|---|
| 腰(腎の場所) | ここが冷えると全身が冷える |
| 足首 | 冷えの入り口 |
| お腹 | 消化力が弱ると冷えが悪化 |
おすすめの習慣
- 朝、白湯を飲む
- 夜に湯船で25分
- 腹巻き・靴下・レッグウォーマーの活用
- 早寝で「腎」を守る




