春になると、なんとなく肌がざらつく・吹き出物が出やすい…そんな悩みを抱えていませんか?実は春の肌荒れには、薬膳的な理由があります。この記事では旬の食材を使って、食べながら美肌を育てる方法をお伝えします。
なぜ春に肌荒れが起きやすいの?薬膳的な原因を知ろう
「春になったのに、肌の調子が上がらない」
そう感じている方、実はとても多いんです。
薬膳の考え方では、春は「肝(かん)」が活発になる季節です。
肝は、体のデトックスや血の流れをコントロールする大切な臓器。冬の間に体内にたまった老廃物を、春に一気に排出しようとします。
でも、この排出がうまくいかないと…
- 肌がくすんでザラつく
- 吹き出物や毛穴の詰まりが気になる
- 目の下のクマや顔色の悪さが続く
こんな症状として肌に出てきやすいんです。
さらに春は気温の変化が大きく、自律神経も乱れがち。ストレスや睡眠不足も重なって、肌のターンオーバーが乱れてしまうことも。
でも大丈夫。旬の食材には、まさにこの時季の体を整える力が備わっています。「春の食材は春の不調を治す」と薬膳では昔から言われてきました。今が一番の食べどきです。
美肌をつくる春の薬膳食材①「春キャベツ」
春キャベツは、薬膳的にとても優秀な美肌食材です。
薬膳的な効能:
- 胃腸を整えて、栄養の吸収をアップする
- 体の余分な熱を冷まして、吹き出物を鎮める
- 気の巡りをよくして、肌のくすみをケアする
肌荒れは「胃腸の疲れ」から来ることがとても多いです。食べたものが肌の栄養になるには、腸がきちんと働いていることが大前提。春キャベツは胃腸をやさしくサポートしながら、肌の材料を届けてくれます。
また春キャベツにはビタミンCやビタミンU(キャベジン)も豊富。コラーゲン生成を助けて、ハリのある肌づくりにも役立ちます。
選び方のポイント:
- 葉がふんわりと巻いていて軽いものを選ぶ
- 外葉が鮮やかな緑色のものが新鮮
- 3〜5月が旬のピーク。今が一番の食べどき!
美肌をつくる春の薬膳食材②「たけのこ」
春の食材といえば、たけのこも外せません。
薬膳的な効能:
- 体にたまった「痰(たん)」や余分な水分を取り除く
- 血の巡りをよくして、くすみ・クマをケアする
- 腸の動きを活発にして、老廃物を排出する
薬膳で言う「痰」とは、体内にたまったドロドロした老廃物のこと。これが肌の下に溜まると、毛穴の詰まりやニキビ跡のシミにつながります。
たけのこの食物繊維は腸を動かして、このドロドロを体の外に出してくれます。「デトックス食材」として、まさに春にぴったりなんです。
注意点:
- えぐみが気になる方は、米ぬかであく抜きをしっかりと
- 水煮パックでも薬膳的な効果は十分期待できます
- 尿酸値が気になる方は食べすぎに注意してください
今日から作れる!春キャベツとたけのこの美肌薬膳炒め
難しいことは一切なし。フライパン一つで10分で完成します。
材料(2人分)
- 春キャベツ……1/4個(200g程度)
- たけのこ(水煮)……100g
- 豚こま肉……150g(気血を補う食材)
- にんにく……1かけ
- しょうが……1かけ
- ごま油……大さじ1
- 酒……大さじ1
- しょうゆ……大さじ1と1/2
- みりん……大さじ1
- 塩・こしょう……少々
- 白いりごま……お好みで
作り方
- 下準備をする
- 春キャベツはざく切りにする(大きめがおいしい)
- たけのこは食べやすい大きさに切る
- にんにく・しょうがはみじん切りにする
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豚こま肉は一口大に切り、塩・こしょうをふる
-
炒める
- フライパンにごま油を熱し、にんにく・しょうがを炒める
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香りが出たら豚肉を加えて色が変わるまで炒める
-
野菜を加える
- たけのこを加えて2分ほど炒める
-
春キャベツを加えてさっと炒め合わせる
-
味付けをする
- 酒・しょうゆ・みりんを加えて全体をからめる
-
キャベツがしんなりしたら火を止める
-
仕上げ
- お皿に盛り、白いりごまをふって完成
薬膳ポイント
- 豚肉は「潤いを補う食材」。乾燥肌にも効果的です
- しょうがは血行を促進して、くすみ・冷えケアに
- にんにくは気の巡りを整えて、肌のターンオーバーを助けます
まとめ:まず今晩の夕食を「春の食材」に変えてみて
肌荒れを改善するために、高価なスキンケアを買い足す前に。ぜひ「食べるもの」を見直してみてください。
春キャベツとたけのこは、今まさにスーパーに並んでいる旬の食材です。薬膳は特別なものではなく、「季節の食材を季節に食べる」という、シンプルなことから始まります。
今日の夕食、一品だけでも旬の食材に変えてみてください。それだけで、体の内側から少しずつ変わり始めますよ。
毎日のごはんが、あなたの肌と体をつくっています。難しく考えず、まずは春キャベツを一玉、買うところから始めてみてください。
この記事の内容は一般的な薬膳の知識に基づくものです。体調が気になる場合は、専門の医療機関にご相談ください。
