立夏の薬膳:これからの暑さに備える食材選び
5月、暦の上では「立夏(りっか)」を迎えます。
立夏は、春から夏への移り変わりの時期。だんだんと気温が上がり、湿気も増えて、体に負担がかかりやすくなります。
東洋医学では、立夏の頃は「心(しん)」の働きが活発になると考えられています。
心は血流や精神活動に関わる大切な臓器。バランスを崩すと、動悸、不眠、イライラといった症状が現れやすくなります。
また、夏に向かうこの時期は、体の熱を上手に逃がし、気(エネルギー)と水分をしっかり巡らせることが重要です。
そこでおすすめしたいのが、**「潤いを補う食材」「気を養う食材」**を意識して取り入れること!
■ 立夏におすすめの薬膳食材
🌱 潤いを補う食材
・白きくらげ
・はちみつ
・きゅうり
・トマト
🌱 気を養う食材
・鶏肉
・山芋
・じゃがいも
・大豆製品
これらをバランスよく取り入れることで、暑さに負けない身体づくりができます。
■ 簡単レシピ紹介
【立夏の潤いチャージスープ】
材料(2人分)
・鶏むね肉 100g
・白きくらげ 5g(戻す)
・きゅうり 1本
・トマト 1個
・塩 少々
・生姜 少々
作り方
- 鶏むね肉をそぎ切りにし、塩を少し振っておく。
- 白きくらげを水で戻し、適当な大きさにちぎる。
- きゅうり、トマトは食べやすい大きさに切る。
- 鍋に水を沸かし、鶏肉を入れて火を通す。
- 白きくらげ、きゅうり、トマトを加えてひと煮立ち。塩で味を整え、生姜を加える。
- 完成!
ポイント
体にこもった熱を冷ましつつ、気力もアップさせる一品です✨