春になると花粉が飛散し、花粉症に悩まされる方が増えます。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を和らげるために、薬膳を活用して体の内側から整えてみませんか?今回は、花粉症対策におすすめの薬膳の考え方と食材をご紹介します。

もくじ
花粉症の原因と薬膳的な考え方
東洋医学では、花粉症は「肺」「脾」「肝」の機能低下と関係があるとされています。
- 肺の弱り → 免疫バランスが崩れ、外部の刺激に過敏になる。
- 脾の弱り → 消化吸収が低下し、余分な水分が溜まりやすくなる(=鼻水やむくみ)。
- 肝の不調 → 気の巡りが悪くなり、アレルギー反応が強く出る。
このため、肺を潤し、脾を健やかにし、肝のバランスを整える食事が大切です。
花粉症対策におすすめの食材
🌿 肺を潤す食材
- 白ごま
- 梨
- 大根
- 山芋
- はちみつ
🌾 脾を強くする食材
- かぼちゃ
- さつまいも
- 玄米
- 大豆製品(豆腐・納豆など)
- きのこ類(しいたけ、舞茸)
🍊 肝の働きを整える食材
- 柑橘類(みかん、レモン、ゆず)
- クコの実
- セロリ
- 青菜(ほうれん草、小松菜)
簡単!花粉症対策の薬膳レシピ
✨ はちみつ大根茶 ✨
【材料】
- 大根 50g
- はちみつ 大さじ1
- お湯 150ml
【作り方】
- 大根を1cm角に切り、瓶に入れる。
- はちみつを加え、軽く混ぜる。
- 30分ほど置くと大根の水分が出てくるので、お湯で割って飲む。
👉 効果: 大根が喉を潤し、はちみつが粘膜を保護してくれます。
生活習慣のポイント
- 温かい食事をとる(冷たい飲み物や食べ物は控える)
- 発酵食品を摂る(腸内環境を整え、免疫力UP)
- こまめに水分補給する(粘膜を乾燥させない)
薬膳を日々の食生活に取り入れ、花粉症の症状を和らげていきましょう!