生理前になると、なぜかイライラしたり、体がだるくなったりしていませんか?
この記事では、薬膳の考え方をもとに、スーパーで手に入る食材だけでPMSの不調をやさしくケアする方法をご紹介します。
毎月、生理前になると決まってつらくなる。
イライラして家族にあたってしまった。
夕方になると足がパンパンにむくむ。
なんとなく胸が張って、気持ちがふさぎ込む。
「病院に行くほどじゃないけど、毎月しんどい」
そんなふうに、ひとりで抱え込んでいませんか?
わたし自身も、かつては生理前の1週間が憂鬱でたまりませんでした。
薬膳と出会い、食事を変えてから、あのしんどさがずいぶん和らいだ経験があります。
今日は、忙しくてもできる「食べるケア」をひとつお伝えします。
PMSが起きやすい理由を薬膳で考えてみる
薬膳の世界では、PMSの不調は主に「気(き)の滞り」が原因と考えます。
「気」とは、体を動かすエネルギーのこと。
この気がスムーズに流れていると、心も体も穏やかに過ごせます。
でも、ストレスや疲れ、冷えなどが重なると、気の流れが滞ってしまいます。
気が滞ると、こんな症状が出やすくなります。
- イライラ・気分の波が激しくなる
- 胸や脇腹が張る感じがする
- お腹が張ってガスが溜まりやすい
- 気持ちがふさいでやる気が出ない
さらに気の滞りが続くと、血(けつ)の流れも悪くなります。
血の流れが悪くなると、むくみや肌荒れ、生理痛にもつながります。
春は特に、気の流れが乱れやすい季節です。
環境の変化や新しいことへの緊張で、体は思った以上にストレスを受けています。
だからこそ、春のPMSケアは「気を巡らせること」が大切なのです。
PMSに効く!今すぐスーパーで買える薬膳食材3つ
難しい漢方食材は必要ありません。
いつものスーパーで手に入るもので大丈夫です。
① 春キャベツ
春キャベツは、薬膳では「気の巡りを整える食材」として昔から重宝されてきました。
- 気を動かして、ストレスや滞りを解消する働きがあります
- 胃腸を整えて、消化を助けてくれます
- 春が旬なので、今の季節にぴったりの食材です
やわらかい葉は、火を通しすぎないほうが栄養も薬効も活きます。
② 鶏もも肉(または鶏むね肉)
鶏肉は、薬膳では「気を補う」代表的な食材です。
- 不足した気を補って、体のエネルギーをチャージします
- 血を養う働きもあり、生理前の疲れやすさをサポートします
- 胃腸への負担が少なく、体調が優れないときでも食べやすいです
気を巡らせるためには、まず気が十分にあることが大切。
疲れているときこそ、鶏肉をしっかり食べてほしい食材です。
③ セロリ
セロリの香りには、気の流れをスムーズにする効果があります。
- イライラや気分の落ち込みを和らげます
- 頭痛や目の疲れにも働きかけます
- 香り成分が気の滞りを直接ほぐしてくれます
苦手な方は、加熱すると香りがマイルドになります。
少量から試してみてください。
春キャベツと鶏肉の気巡らせ薬膳スープ レシピ
材料も工程もシンプルです。
仕事帰りでも、20分あれば作れます。
材料(2人分)
- 春キャベツ 1/4個(約200g)
- 鶏もも肉 1枚(約250g)
- セロリ 1本
- しょうが 1かけ
- 水 600ml
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- 塩・こしょう 各少々
- ごま油 小さじ1(仕上げ用)
作り方
-
下準備をする
鶏もも肉はひと口大に切り、塩・こしょう少々をもみ込んでおく。
春キャベツはざく切り、セロリは斜め薄切りに。
しょうがは薄切りにする。 -
鶏肉を炒める
鍋に少量の油を熱し、鶏肉の皮目を下にして中火で焼く。
表面がきつね色になったら裏返し、軽く焼き色をつける。
(このひと手間で旨みが増します) -
スープを作る
水としょうが、鶏ガラスープの素を加えて中火にかける。
沸騰したらアクを取り除き、弱火で5分ほど煮る。 -
野菜を加える
セロリを加えてさらに3分煮る。
最後に春キャベツを加え、1〜2分でさっと火を通す。
(キャベツは煮すぎないのがポイントです) -
味を整える
塩・こしょうで味を調え、仕上げにごま油をひと回しする。
セロリの香りとごま油の香りが、気の巡りをさらに助けてくれます。
食べるときのポイント
- できるだけ温かいうちに食べてください
- 冷たいものと一緒に飲まないほうが効果的です
- 生理前の1週間を目安に、2〜3回食べると変化を感じやすくなります
まとめ:まず「温かいスープを一杯」から始めてみて
PMSの不調は、毎月のことだから「仕方ない」と思いがちです。
でも、食事でアプローチできることは、意外とたくさんあります。
薬膳の考え方はシンプルです。
- 気を補う食材を食べる
- 気の流れを助ける食材を取り入れる
- 体を冷やさない食べ方をする
今日ご紹介したスープは、その3つをすべて満たしています。
特別な食材も、難しい調理技術も必要ありません。
「今日しんどいな」と感じたら、まずこのスープを一杯だけ作ってみてください。
体をいたわる習慣は、小さな一歩から始まります。
毎月のつらさが、少しでも軽くなりますように。
この記事の内容は、東洋医学・薬膳の考え方に基づく食事アドバイスです。
症状が重い場合や気になることがある場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。

