春は陽気が高まり、体が冬の寒さから目覚める季節です。中医学では「肝」の働きが活発になる時期とされ、気の巡りを良くし、解毒作用を高める食事が大切です。
春の食養生におすすめの食材と効能
- 山菜(ふきのとう、菜の花、タラの芽):冬に溜まった老廃物を排出し、デトックスを促進
- 緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、春キャベツ):肝の働きを助け、気の巡りを良くする
- 豆類(そら豆、枝豆):脾胃を補い、エネルギーを生み出す
- 柑橘類(レモン、グレープフルーツ、柚子):気の流れをスムーズにし、ストレスを和らげる
- 発酵食品(味噌、ぬか漬け、納豆):腸内環境を整え、免疫力を高める
- 白身魚(鯛、ヒラメ):消化に優しく、春のエネルギーを補う

春の薬膳レシピ
【菜の花と豆腐のデトックス味噌スープ】
材料(2人分)
- 菜の花 50g
- 豆腐 1/2丁
- しめじ 50g
- 味噌 大さじ1
- だし汁 400ml
- 生姜(すりおろし)小さじ1
作り方
- 菜の花は食べやすい大きさに切る。
- しめじは石づきを取り、小房に分ける。
- 鍋にだし汁を入れ、しめじと豆腐を加えて中火で加熱。
- 菜の花を加えてひと煮立ちさせたら、味噌を溶き入れる。
- 最後に生姜を加え、火を止める。
このスープは、春に溜まった毒素を排出し、肝の働きを助ける効果が期待できます。
【そら豆とレモンの爽やかサラダ】
材料(2人分)
- そら豆 100g
- レモン(輪切り)3枚
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- 黒こしょう 少々
作り方
- そら豆を茹で、薄皮をむく。
- レモンを半分に切る。
- ボウルにそら豆、レモン、オリーブオイル、塩、黒こしょうを入れ、和える。
そら豆の栄養とレモンの爽やかさが気の巡りを良くし、春の疲れを軽減します。