春になると、なんとなく体が重い…。生理前のイライラや落ち込みもひどくなる気がする…。そんなふうに感じていませんか?実は春特有の気候変化とPMSには、深い関係があります。この記事では、旬の山菜を使った薬膳で、その両方をまとめてケアする方法をご紹介します。
春にPMSや倦怠感が悪化するのはなぜ?薬膳的な原因
「春なのに、なんだか元気が出ない」
「生理前のつらさが春は特にひどい気がする」
そう感じているのは、あなただけではありません。
薬膳・中医学の考え方では、春は「肝(かん)」の季節とされています。
肝は、血液の流れや自律神経の調整を担う臓器です。
女性ホルモンのバランスにも深く関わっています。
春は気温や気圧の変化が激しく、肝に負担がかかりやすい季節。
その結果、血の流れが滞り、こんな症状が出やすくなります。
- 生理前のイライラや情緒不安定(PMS)
- 頭痛や肩こり
- 春特有のだるさ・やる気の低下
- 目の疲れや乾燥
これらは「肝の気の巡りが悪くなっているサイン」。
食事でこの流れを整えてあげることが、春のケアの鍵になります。
PMSと春の不調に効く!スーパーで買える山菜・旬食材3選
① たらの芽(旬:3〜5月)
春を代表する山菜のひとつ、たらの芽。
独特のほろ苦さが特徴ですが、この「苦味」こそが薬膳的に重要です。
薬膳的な効能:
– 肝の熱を冷まし、イライラや頭痛をしずめる
– 血の巡りをよくして、生理痛やPMSをやわらげる
– 体にたまった老廃物を外に出すデトックス効果
春野菜の苦味成分は、冬に体にたまった余分なものを流してくれます。
「苦くて苦手…」という方も、天ぷらにすると食べやすくなりますよ。
② セリ(旬:2〜4月)
スーパーの野菜コーナーで見かける、身近な春の山菜です。
爽やかな香りが食欲をそそります。
薬膳的な効能:
– 「気」の巡りをよくし、情緒を安定させる
– 血を補い、女性ホルモンのベースとなる「血(けつ)」を養う
– 冷えを改善し、生理不順や生理痛を予防
セリの香り成分には、ストレスで乱れた自律神経を整える働きがあります。
PMSのイライラや落ち込みが気になる方に、特におすすめです。
③ 春菊(通年・春が特に旬)
鍋料理のイメージが強いかもしれませんが、春菊は立派な薬膳食材。
独特の香りと風味が、肝の働きをサポートします。
薬膳的な効能:
– 気の流れを促進し、気分の波を落ち着かせる
– 血を補い、生理周期を整える
– 目の疲れや乾燥(肝の弱りのサイン)をやわらげる
生でサラダにしても美味しく、調理が簡単なのも嬉しいポイントです。
今日から作れる!「山菜と豆腐の薬膳スープ」レシピ
忙しいあなたでも10分で作れる、シンプルな薬膳スープです。
体を内側からじんわり整えてくれます。
材料(2人分)
- たらの芽 …… 6〜8本
- セリ …… 1束(50g程度)
- 絹ごし豆腐 …… 1/2丁
- 卵 …… 1個
- だし汁(昆布かつおだし)…… 400ml
- 味噌 …… 大さじ1と1/2
- 生姜(すりおろし)…… 小さじ1/2
- ごま油 …… 小さじ1
作り方
- たらの芽は根元の硬い部分を切り落とし、半分に切る
- セリは根を切り落とし、3cm幅に切る
- 豆腐はさいの目に切っておく
- 鍋にだし汁を入れて中火にかける
- 沸騰したら豆腐とたらの芽を加え、2分ほど煮る
- 味噌を溶かし入れ、セリを加えて火を止める
- 溶き卵を回し入れ、フタをして30秒蒸らす
- 器に盛り、生姜とごま油を加えて完成
ポイント
- セリは火を通しすぎると香りが飛ぶので、最後に加えてください
- 生姜は冷え性の方に特におすすめ。血の巡りをよくします
- 豆腐は「血を養う」食材。女性ホルモンのバランスを整える大豆イソフラボンも豊富です
まとめ:まずは旬の山菜を「意識して食べる」ことから
PMSも春の倦怠感も、体の巡りが滞っているサインかもしれません。
薬膳は、特別な漢方薬を飲まなくても始められます。
スーパーで手に入る旬の食材を、意識して食卓に取り入れるだけでいい。
まずは今週の味噌汁に、たらの芽かセリを一つまみ加えてみてください。
「春の山菜って、こんなに体に合っていたんだ」と感じてもらえるはずです。
毎日のちょっとした食選びが、体のリズムを整えていきます。
忙しい毎日の中でも、食事で自分をいたわる時間を作ってみてくださいね。
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